始発列車が好きだから

大好きなまちの役所の職員を辞め動き出した私が新たな場所でまちをつくっていくストーリー。まちをつくる力をたくさん身につけて、いつか再び・・・。

ひしやの挑戦

 

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文房具の「ひしや」と言ったら、多治見では知らない人はいないのではないか。

特にご年配の方は、耳に馴染みすぎたお店の名前なのではないだろうか。

明治25年創業で、もう100年以上多治見で文房具を販売している超老舗だ。これだけ歴史があるお店でも、昨今の少子高齢化やネットショッピング、100円均一の台頭には頭を悩まされている。客数の減少に何とか打開策を打っていかなければならなかった。

そこで、大胆な挑戦をする!

文房具売り場の半分をカフェコーナーにしてしまう!

30代後半の若社長が、このチャレンジの背景を語る。

「文房具店はどうしても目的買いになってしまい、ついで買いが起きにくい。また、目的外でふらっと立ち寄るということがしにくいので、文房具を買いに来ない人でも気軽に来てくれるようなスペースが欲しかった。」

(↓改装風景)

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この部分をカフェにするわけだが、ここでは単に飲食サービスを提供するだけではない。文具店内に豊富にある便箋を使ってその場で手紙をかけるコーナーや、万年筆の修理イベント、商店街の他店と連携したワークショップを開催する予定だ。

また、このひしやさん、小路町商店街に立地するお店。小路町商店街はお店がどんどんなくなってしまい、商店街のイベントを自分たちでできなくなってしまった商店街だ。

「ひしやが頑張って、周りのお店にもいい効果が波及すれば。」と若社長。商店街活性化の起爆剤になってほしい。

改装工事がスムーズに進めば、来年2月にはカフェをオープンできるとのこと。

この改装にあたって、私が補助金の申請サポートをさせていただいた。国の事業承継補助金という補助金で、事業を引き継いだ、あるいは引き継ぐ予定の事業者の取り組みを応援する補助金だ。昨年、若社長が先代から事業を引き継いだから申請できたわけだ。採択されれば、工事費用の2割強が補助される。

何とか採択してくれー!