大廃業時代
これから、少し未来のことを話そうと思う。
今、私たちは、大きな転換期にいる。
昔あった小さな商店は、子供のころ店主だったおばちゃんが、
今でもおばあちゃんとなって店主をやっている。
近くで工場を営んでいたおっちゃんも、そのままおじいちゃんで
職人をしている。
・・そう、後を継ぐ人がいない。
私が知り合う多くの個人事業主は、自分の代で事業を辞めると言う。
近い将来、多くの事業者が事業を辞める。
子供がいても、サラリーマンの方が給料がもらえるし、休みももらえるので
子供には継がせられないという。
今、個人事業主の多くが、地域のお祭りを支え、消防団を担い、自治会長をになってくれている。
つまり、個人事業主がいなくなると、まちの活力も失われるわけだ。
サラリーマンは、地域に密着した生活ができないので、個人事業主頼みに
地域は動いている。
近く、生活もしにくくなり、今まで他人任せだった自治活動も誰もできなくなる。
私たちの生活は、子ども会や自治会に結構助けられていたが、その恩恵はもう受けられなくなる。
多くの事業者がこれから廃業の危機に瀕する時代。
何とかできないものか。
市役所のころは、こんな状況があっても、地域飛び込んで皆様何とかこの状況を乗り越えましょう!!なーんてことは絶対できなかったけど、
今はできる環境にある。何とかせねば。
自己紹介
こんにちは。かんちゃんです。
2018年5月末で大好きな地元のまちの市役所の職員を退職し、となりまちの商工会議所に就職!
市役所ではいろんな経験を積ませてもらって、とっても勉強になり、本当感謝しています。・・・だけど、人生100年時代といわれる中、また、AIがいろんな仕事を奪うって中、自分が生まれた意味や役割って何なんだろう??って考えてしまい・・・、
10年と2ヶ月勤めた役所を退職。
このまま働けば安泰でしょ??、政府が守ってくれるのに・・、家族はどうするの??、給料が保証されているのに・・・。
そんな声を押し切って、辞めてしまいました。
私は、カウンターの向こうの世界の方々が困っていても、一緒に地域をよくしていこうと求めていても、私が公人だからって、手を差し伸べることができないのも、握手をして一緒にやっていこうって言えないのも、心から耐えづらかった。少子高齢化等の社会問題が地域経済に影響を与えはじめていても、指を加えてただ見ているだけなんてできなかった。自分達だけよければそれでよいのか・・・、なんて感情も生まれてしまった。
だから、辞めてしまった。
私が生まれた意味、役割はなんだろう??
それは、人と人、人と情報をつないで、社会に心を通わせること。
大学卒業してすぐに行った青年海外協力隊。シリアという今は大変な状況の国。そこでも人の心が地域を良くしていた。地域を変えるには、一つの切り口ではダメで、多方面の切り口から動いて、社会に心を通わせないとダメなんだという印象を抱いた。
帰国後、入った市役所では、建前と身分が邪魔をして、地域に心を通わせることができなかった。
さぁ、これから何をする??さぁ、地域を良くしていこう。
「発車のベルが僕を焦らせて 扉の向こう 君の思いでにさよなら」
私の大好きなゆずの名曲「始発列車」のワンフレーズ。
大好きなまちの仕事を捨てて、大好きなまちの思いでにさよならをして、
私は飛び出します。人生の発車ベルが鳴って、新たな道を歩みます。
始発列車の結びのワンフレーズ
「動き出した人の群れ 駅前の交差点の中 忘れかけてた君の思いでに さよなら」
周りの人が動いても、いろんな人がいろんなことを言っても、大好きなまちで働けたことを胸に、時々思い返してしまうかもしれないけど、走り出すよ、さよなら!
この始発列車のフレーズとともに、新たな旅に出発します!
皆様も一緒に楽しんでください!