始発列車が好きだから

大好きなまちの役所の職員を辞め動き出した私が新たな場所でまちをつくっていくストーリー。まちをつくる力をたくさん身につけて、いつか再び・・・。

大廃業時代

これから、少し未来のことを話そうと思う。

今、私たちは、大きな転換期にいる。

昔あった小さな商店は、子供のころ店主だったおばちゃんが、

今でもおばあちゃんとなって店主をやっている。

近くで工場を営んでいたおっちゃんも、そのままおじいちゃんで

職人をしている。

 

・・そう、後を継ぐ人がいない。

私が知り合う多くの個人事業主は、自分の代で事業を辞めると言う。

近い将来、多くの事業者が事業を辞める。

 

子供がいても、サラリーマンの方が給料がもらえるし、休みももらえるので

子供には継がせられないという。

 

今、個人事業主の多くが、地域のお祭りを支え、消防団を担い、自治会長をになってくれている。

 

つまり、個人事業主がいなくなると、まちの活力も失われるわけだ。

サラリーマンは、地域に密着した生活ができないので、個人事業主頼みに

地域は動いている。

 

近く、生活もしにくくなり、今まで他人任せだった自治活動も誰もできなくなる。

私たちの生活は、子ども会や自治会に結構助けられていたが、その恩恵はもう受けられなくなる。 

 

多くの事業者がこれから廃業の危機に瀕する時代。

何とかできないものか。

 

市役所のころは、こんな状況があっても、地域飛び込んで皆様何とかこの状況を乗り越えましょう!!なーんてことは絶対できなかったけど、

今はできる環境にある。何とかせねば。